4000年の歴史をもつインドの智慧、「寿命の科学」または「生命の科学」と訳されたアーユルヴェーダでは…
単に生きることではなく、幸福で意味のある人生を他の生物にも役立つように生きなさい
受精の瞬間から死ぬまでの生き様が述べられているのだ。
今日、WHO(世界保健機構)が認定している健康の定義は、もともと、アーユルヴェーダが主張していたものである(驚)
健康とは、単に病気のない消極的な状態ではなく、心身ともに元気だとの自覚があり、生理機能が正常に働いており、体力・抵抗力・消化力が活発であることを指す。
アーユルヴェーダの思想には、人間が肉体的・精神的に正常で、しかも人生を個人と社会の幸福のために上手に使わなければ健康だと言えない、と述べられている。
また、健康維持のおよび増進のための日常生活、季節に応じた生活、そして精神生活などが詳しく述べられているのも、アーユルヴェーダの大きな特徴である。
当時、すでに心身相関のメカニズムがわかっていたようで、たとえば、熱病など身体の病気が、不安・鬱のような精神症状を現し、怒り・悲哀・苛立ちなどの感情の動きが、下痢・熱のような身体症状を現すことなどが述べられている。
このことからも、アーユルヴェーダの医者達の洞察力はとても優れていたと思われる

ここにそのすべてを紹介することは不可能なので、興味のある方は…
K.U.カリンジェ著 「アーユルヴェーダ健康法」春秋社刊をご一読あれm(_ _)m