ニーチェは「釈尊は偉大な生理学者であり、彼の教えは衛生学だ」と言ったが、確かに釈尊の高弟である高僧らは、天地一切と融けあっていたよなぁ・・・
ハーバード大学の生理学者のシャピロー博士は「生きるか死ぬかの大病をした人ほど、身体の声がよく貞(き)こえるようになる」と言った。「生体フィードバック」という言葉をはじめて使ったのが博士で、身体から発せられる信号を貞いて適応する機能のことである
本来、体調に応じて、コンピューターより正確に、何をどれだけ食べればよいのかの指令が脳の食欲中枢から出ている。生きるのに必要なギリギリの食物しか摂らないでいると、この身体の声が貞こえてくるものである。
ところが最近は飽食で、その声が貞こえないために肥満が多くの成人病の根になっている。まったくもって困ったもんである(>_<) 禅宗の山田無文老師は「禅坊主で病気する奴はインチキだ」と言ったが、なるほど確かにそうなんだろうなぁ(笑)
「生命の流れるままに流れる者は幸いである」とは老子の言った言葉だが、やはり東洋の道「タオイズム」は至上であるよね