西洋流のセルフコントロール法は ストレスに満ちた現代社会の合間に
さまざまなリラックス法をうまく取り入れることである。
たとえばバーデン・バーデン(西ドイツにある世界一の健康センター)は
温泉・森林浴・スポーツ施設などを統合している。
ここで強調されることは「リラックス=健康」といった
単純明快な原則であり、それはそれなりに効果をあげていると思う。
しかし、緊張とリラックスをくり返すだけではなく
ストレス多き日常態のなかにあって
つねにストレスをやわらかに受け止められるような
セルフコントロール法を身につけることの方が重要なのでは…
これは武道で言うところの「動にして静 静にして動」の呼吸である!
つまり、外界からの刺激や情報だけにふりまわされず
自分の内界からの声(自己観察・感情・身体的欲求など)に
耳を傾けられる「心の余裕」をもてるように
セルフコントロール;自己を整えることではないだろうか(^_-)☆
剣聖 柳生石舟斎師は言われた
心が何かにとらわれれば
剣は出ない
見るともなく全体を見る
それが見るということ
この満天から見れば
何もかもすべて同じ
剣に一心になればなるほど
錯覚していくもの
ただ一人で生きているのではない
驚くべきことではあるが、ヨガや座禅にはこの工夫がなされている。
たとえば、座禅の状態は単なるリラックスではなく
緊張とリラックスの能率的な統合(静中の動)が保たれており
ヨガの体操ではダイナミックな動きを通して
瞑想(動中の静)に入るように工夫されているv(^-^)v
このような状態は
「必要な反応はたえず適切におこなわれながらのリラックス状態」
「賦活を失わない弛緩」などと表現される。
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