オーストリアのビクトール・フランクル博士は、第二次世界大戦中、アウシュビッツに収容され
ご両親・妻子をそこでナチスに殺された。
ご自身はなんとか死をまぬがれ、極限状況の中にもかかわらず「人間とは何か、人間のよさとは何か…」を考え続け
連合軍に助け出された後、アウシュビッツでの体験をもとに「夜と霧」を出版された。
また、博士はロゴセラピー(実存分析)を創案された大変著名な方でもある。
その後、幸運にも再婚されて、ウィーン大学の近くのアパートメントに奥様と静かに暮らしておられる。
博士はロゴセラピーの話になると、目を輝かせ口角泡を飛ばし夢中で話す。
そんな博士を奥様は尊敬のまなざしで見ておられる。
しかし、そうでないときは夫婦というより、博士はまるで奥様の子供のようである。
あたかも何かに熱中しているわが子を見守る、奥様のやさしいまなざしがいつもそこにある。
そういえば、わが師、池見先生の奥様も同じようなまなざしをしておられた。
師が敬愛した河野進牧師の詩集「母」の一節より…
子供のために一生苦労した母親が最後にはっきりと言ったそうだ
「私が生んだんですからあたりまえですよ!」
時代とともに母親のライフスタイルも変化してくる。それはそれでいっこうにかまわない。
ただ、「母なるもの」それさえ失わなければ・・・
昨今は育児放棄、虐待・・・(泣)
私の母は何のとりえもなかったかもしれないが、慈母ではあったかな(笑)
感謝!感謝!!感謝 m(_ _)m
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