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開業カウンセラーの日常

燃犀(ねんさい)


燃犀(ねんさい)

この言葉の意味は・・・
暗いところを照らすこと、転じて、ものを照らす明かりがあることである。

この故事は・・・

東晉(とうしん)の温(おん)きょう(エラーで「きょう」の字が表示できない?山+喬)なる者が、武昌(ぶしょう)の牛渚磯(ぎゅうしょき)という深い淵(ふち)のところに来て、底をのぞきこんでもあまりに深くて何も見えなかった。

この淵の底には怪物がいるという噂が多く、温きょうはついに犀(さい)の角(つの)を燃やして、これで淵の底を照らし見ると、そこは異形なる世界、馬車に乗って赤い衣を着た化け物や、悪魔のような者どもがうごめいていた(>_<)

その夜、温きょうは不思議な夢を見た。
赤い衣を着た者が夢枕に立って・・・
「あなたとは幽明界を異にしているのに、どういうつもりで照らすのですか」
・・・と言ったそうである。

温きょうはイヤな夢を見たものだと思い、それから仕方なく旅を続けたが、十日あまりたった後、鎮(ちん)というところで死んでしまう(泣)



今の時代は情報過多(T_T)
誰でも簡単に犀の角を持つことができ、知らず知らずに悲惨な結末へと・・・

そう考えると、これはとても興味深い故事である。
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プロフィール

Dr.Psycho

Author:Dr.Psycho
【心理カウンセラー「心のデトックス」】
もう開業して26年目になります
横浜と新潟にオフィスがあり
月のうち10日間ほど新潟に滞在

【武道家】
空手道ですが 示現流もやります

【モータースポーツ】
国内A級ライセンス

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