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開業カウンセラーの日常

魔境


「魔境」すでに英語化(Makyo)された言葉である。

わかりやすく説明すれば、新興宗教の元○○○真理教が入信間もない信者に薬物を投与して、意図的に見せた世界のことである。

欧米で治療的な意味での「瞑想」が流行した頃、十分な教育も心の準備もないままに、心の奥底への気づきに導くことへの危険性が問題になったのもうなづける。

人間は、いきなり、自分の本当の姿を見たら、目がつぶれるだろう(>_<)

静岡県の松蔭寺に白隠禅師のお墓を囲んで、20~30の小さな丸石の墓があるが、それらは禅師のもとで修業中に発狂して死んだ雲水たちの墓だそうだ。
これは現代風に言えば、精神分析中に自己を直視することに耐えられなくなって、自殺を図ったということになる(泣)

ゲシュタルト療法のパールスは「人間の人格などというものは、“本当の自分”をいつわって生きるための心理的なカラクリの集積みたいなものだ」と言った。
交流分析でいうところの『おとなしすぎる子供の生き方』(親や周囲の人の期待にそうように自己をいつわって生きる)をするということは;子供のころの親子関係のひずみなどによって作られた性格的なゆがみによるものだが;それが人格として固定してしまうと、気づきへの抵抗が起こり、そのような心のカラクリにいきなり気づかされると、ショックやパニック状態になってしまう。

このような人間形成の過程で作られる「本当の私からのズレ」への気づきを促すのが、カウンセリングの本来の役割であるが、クライアントの気づきへの抵抗をうまく処理して、クライアントが致命的なショックやパニック状態にならないように、細心の注意をはらわなければならない。

気づきへの抵抗といったほかには、座禅中(瞑想)は暗くて寂しいところに一人でいるため、一種の幻覚としての魑魅魍魎なども含まれているようだ。

だから、エセ信仰で咲かせる花はアダ花なのである。
まして、「魔境」を巧に利用して信者を獲得するなどは言語道断である。
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プロフィール

Dr.Psycho

Author:Dr.Psycho
【心理カウンセラー「心のデトックス」】
もう開業して26年目になります
横浜と新潟にオフィスがあり
月のうち10日間ほど新潟に滞在

【武道家】
空手道ですが 示現流もやります

【モータースポーツ】
国内A級ライセンス

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