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開業カウンセラーの日常

宇宙の生命リズム


昔から「占星術」という用語は科学の世界ではご法度で、しかも今だにこの類のものに対して、ものすごい偏見をもった人たちがいることは、滑稽でもあり残念でもある。

もちろん、新聞や雑誌の安っぽい星占いに、読者の運命が託されているとはとうてい思えないが、地球上の全生命に、『外部からの影響』が及んでいることは間違いないことであり、今や惑星間物質の変化を探査するために人工衛星さえ打ち上げられているのだ。

有名な話では「カキ」の例がある。
「カキ」の生命リズムは生息地の潮の干満には関係なく、まったく別の地域に移動させ、干満のない水槽に入れても、約二週間くらいで生息地とは異なったリズムで口の開閉をはじめる。つまり、カキは実在しない潮の干満を感じているのだ。
このことは、干満を引き起こす月の引力に、「カキ」が直接感応したことを物語っている。水槽にふたをしても、「カキ」は頭上に月が来ると口を開けるのだった。

うーーん、まさに自然の神秘というほかない。すばらしい v(^-^)v

「カキ」でさえ月の動きに敏感に反応するのだから、ましてそれより大きく、しかもはるかに敏感な神経系をもつ人間が、それに反応しないなどということがあるのだろうか ?

「サーケディアン・リズム」、ラテン語の cric(およそ)とdies(日)が語源である。つまり、24時間を単位とした生命のリズムのことである。

夏の間、日の沈まない北極圏のある島での実験であるが…

被験者たちを一日31時間周期と27時間周期の二つのグループに分けた。その結果、体温の変化をはじめとするほとんどすべてのサーケディアンリズムが新しいサイクルに順応した。
しかし、基本的なリズムまでは無理だったのだ。まるで月の満ち欠けがわかる「カキ」のように、新陳代謝作用は24時間リズムを保ち続けたのである。
例えば神経組織のなかで信号を伝達するために使われるカリウムの排泄リズムなどがそうである。

結局、人体には二つの「24時間リズム」があることになる。一つは簡単に変えられるもの、もう一つは宇宙的な時間のリズムに歩調を合わせるものである。

このことからも、ASC(altered state of consciousness;変性意識状態~自己調整法、座禅、瞑想、アロマセラピィ、ヨガ、武道などによる心理生理学的状態)などによって、「身体」と「自我」と「自然」との分裂状態にある現代人は、窒息しかかっている情動(変えられない24時間リズム)を蘇生させ、それからみずみずしい生命感と情動(変えられる24時間リズム)をふまえた、知性の働きを展開させることが必要となってくるのだ。

人の脳、主に前頭葉の働きがコントロールされ、身体感覚がもっとも鋭くなったとき、脳の働きは宇宙の流れとの調和を必ず取り戻すのである\(^_^)/




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プロフィール

Dr.Psycho

Author:Dr.Psycho
【心理カウンセラー「心のデトックス」】
もう開業して26年目になります
横浜と新潟にオフィスがあり
月のうち10日間ほど新潟に滞在

【武道家】
空手道ですが 示現流もやります

【モータースポーツ】
国内A級ライセンス

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