朝から雨模様・・・
関東もそろそろ入梅かな

道元の『正法眼蔵』に…
仏道を習うというは
自己を習うなり
自己を習うというは自己を忘るるなり
自己を忘るるというは万法に証せらるるなり
ここでいう『万法(まんぽう)』とは森羅万象生きとし生けるものの、ありのままの姿という意味である。
個人と世界とはもともと厳密な構成関係にあるので、個人を分析することが、人間の存在の意味へと近づく方法なのだ。
個人の体験する世界を分析、深化することによって、人間と世界を理解しようとするのが実存主義だが、東洋の英知はすでにこれらのことを体系づけていた。
内なる世界を深めることによって、自己実現へ至る道、個を通して普遍に至る道、これが真のセルフコントロールなのである。
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