ある事柄につまづいてなかなか答えが出せず、数日が過ぎていく。
ところがある刹那、パッと目の前が明るくなったように
問題が解決したという経験は誰にでもあるだろう。
このように「ひらめき」は、一つの問題を長い間考えても解をえられないでいるとき
まったく予期せずに起こる。
「ひらめき」は突然、完全な解を与えてくれるが
それは、それまでの思考過程とは何の関係もない。
「ひらめき」のもっとも重要な特徴は、複雑な解が同時に意識に入ってくることだ。
それは、無意識が時空間を超越していることを示す。
このことは、時空間の本質を考えるうえで、もっとも重要な認識になっている。
宇宙には人間の感覚や物理学ではとうてい及びのつかないものが確かにある。
タイム・ワープは確かに存在する。
しかし、そのコントロールは機械的な装置の助けを受けて求められるべきものではなく
「人間の心」「無意識の本質」に対する理解の向上を通して、求められるべきものである。
そしてその鍵は、西洋的な「科学」の中にあるのではなく、むしろ東洋の「哲学」にあるのだ。
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