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開業カウンセラーの日常

母なるもの


ドイツの G・シュビングは、看護婦として統合失調症患者に対する献身的治療法を開拓した人として有名である。

彼女は「私の患者のすべてが、最も深い意味において母がいないまま育ってきたのである」と言っている。

『母なるもの』と『母親的なもの』は同一ではない。
前者は根本的な母なる性(さが)から生まれ、後者は自然な本能である。その存在が動物にも見られることはあまりにも有名である。

ところが、『母なるもの』に欠けている母親の母親愛は、一人の対象として子供を愛するのではなく、子供を自分自身の一部分として愛するのである。これはむしろ母親愛というより母執愛である。

つまり、愛という名目のもとに、いかに子供、生徒、夫、妻、親や子、がゆがめられ、互いに人間不信を深めているか?ということである。

最後に、大好きな D.H.ロレンスの小説より

You love me so much, you want to put me in your pocket.
And I should die there smothered.
D.H.Lawrence :Sons and Lovers

「お母さん、あなたはぼくをとても愛していて、ぼくをあなたのポケットに入れたがっている。そしてそのポケットの中で、ぼくは息がつまって、死んでしまうんです」



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プロフィール

Dr.Psycho

Author:Dr.Psycho
【心理カウンセラー「心のデトックス」】
もう開業して26年目になります
横浜と新潟にオフィスがあり
月のうち10日間ほど新潟に滞在

【武道家】
空手道ですが 示現流もやります

【モータースポーツ】
国内A級ライセンス

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