…そして神は仰せられた
「我々に似るように
我々の形に人を創ろう
そして彼らに地上の
すべてのものを
支配させよう」と…
(創世記 1・26)
その支配者である人間はどうなのであろうか?
本当に地上のすべてを支配する資格があるのだろうか??
毎年、同じ疑問を持つのは、私だけではあるまいが…
人間の欲望はとどまることを知らず、すでに神の領域まで侵そうとしている。
「デザイナー・チャイルド」聞いたことがあるだろうか?
A(アデニン)、T(チミン)、G(グアミン)、C(シトシン)…、人間が持つ遺伝子は約35億塩基対で、この4つの塩基によって記されている秘密の暗号(コード)によって、人間の形態形成はすべて決定されている。
その「二重螺旋構造」が、J・ワトソン博士とF・クリック博士の共同研究により発見されたのが 1953年で、それは生物物理学会を揺るがす大発見であり、20世紀後半の最大の科学的成果ともいわれている。
遺伝子組み換えとクローン技術により、21世紀なかばには、親はあらかじめ自分の子供の容姿、髪や瞳の色、そして際立つ能力の種類までを、デザインして子供を得るようにすることが可能になるだろう。
つまり、好ましい遺伝子だけを組み込まれた、能力に満ちた病気知らずの美男美女が、ちまたにあふれることになるわけである。無数のアインシュタイン、無数の大山倍達、そして無数のヒットラーも…。このことは一方では非常に危険だということになる。
種の保存のために、あえて生命設計には多様性が盛り込まれている。不思議かつとても興味深い事実である。人類にどんな敵が現れても、誰かが必ず生き残れるように…、つまりエイズや新種のウィルスなどのあらゆる環境変化にである。
デザイナー・チャイルドは、おそらくあらゆる疾患の回避に成功するだろう。しかし、それが果たして人類にとって良い結果を生むのであろうか(?_?)
戦争大好きの小浜くんの国が、デザイナー・チャイルドの研究では群を抜いている(>_<)
理由は簡単!軍用!!
この先、大掛かりな戦争はできない。ならば、クローン技術と遺伝子操作で、超人的なソルジャーを創り出せばいいのである。もはや、SF映画などでは決してないのである。
以前の日記にも書いたが、今度ばかりは、ゼウスも、雷帝インドラも、世界中のあらゆる神々もお許しにはならず、人類に本当に稲妻が落ちるだろう。
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