10月1日(日)晴れ
神無月ですね 早いです
知育偏重の日本の教育体制の中では
子供達は「受験」という二文字にしごかれていて
生の感情をぶちまける場所がなさすぎる
欧米では失われていく人間性の回復を目指す一つの方法として
「絶叫療法」なるものが考案されたりしている
日ごろ不完全燃焼の若者達が
ロックのコンサート等で熱狂してステージに殺到し
将棋倒しで前列の人が圧死する事件等は
残念ながら生の感情のぶちまけ方の悪い例となってしまう
故花森安治氏著作の『人間の手について』には・・・
「ナイフで鉛筆を削るのは大切な手の勉強です
いま たいていの小学校では鉛筆削り器で削らせ
手の勉強を取り上げてしまっています」
・・・と書かれている
ナイフという小さな危険を子供達から取り上げたために
もっと大きな危険が待ちかまえているのである
ある信頼できる調査では
自分の不注意から交通事故にあったり
ボールを目にあててケガをしたり
理科の実験ですぐ失敗したり
おどおどしたりするような子供が多いのは
すぐに「危ない、危ない」と言って
世間の風に当てなさすぎる過保護な幼児教育が関係しているそうである
手や身体を使って
ほどよい感覚をつかむ早期訓練をしないと人間は退化していくようである
確かに進化の過程でも
直立歩行により両手が使えるようになった人類の祖先に
飛躍的な脳の発達があった事実があるわけでその逆もまたしかり
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