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開業カウンセラーの日常

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「新潟滞在中」


わが偉大な心の師、パッチ・アダムス先生のソウルメイトである高柳和江先生がよく使われる言葉である。

先生は「生活習慣病と生活エンジョイ病」という話の中で、兵庫県の例を書かれている。
兵庫県の平均寿命は男性が全国都道府県中42位、女性45位と最下位に近く、その死亡原因である癌、心疾患、肺炎、腎不全、肝不全による死亡率も全国の41~47位を占めている。

原因は遺伝的背景とストレスにあるそうである。

日本人は挨拶に「どうも…」などという、とてもファジィーな単語を使うくせに生活習慣病の予防は下手である。

ストレスは免疫力を下げるので病気になりやすくなる。
生活習慣病の予防には禁止条項がずらりと並ぶ。そうすると今度は逆に意欲が失せたり、違反しても馴れてきてしまう。
だから、日本人の約7割が日常的にストレスを感じているという結果が出ているのだ。

なぜ、もっとストレスがたまらないように、日常生活にも良い意味での「どうも…」・・・
ファジィー思考が生かせないのであろうか?

個人に意識改革が必要なのは言うまでもないが、社会自身が大きな意識改革をして、物理的な対策を取らない限りは難しい。

例えば、公共の場所はすべて禁煙にするとか(愛煙家の皆さんゴメンナサイ)、自然の食材を使い少量を美味しく食べるレストランをつくるとか、糖分の少ないしゃれたデザートの店をあちこちにオープンするとか、歩くのが楽しくなるような遊歩道を整備して、着たくなるようなおしゃれな服や靴を安く売る…、真面目に考えればいくらでもアイディアは出てくるはずである。

そして、当然バリアフリーは必須である。
アメリカの石油王;ゲッティ氏がつくったセンターは山の上にあるが、そこまで行くのは無料のモノレールが当然バリアフリーの状態でつくってある。
アメリカでは「障害者法」ができ、生活空間すべてがバリアフリーになっている。
「障害者はこちら…」という立て札は必要ないのである。

個人の意識が変わり、そして社会の意識を変え、日本人がみんな生活エンジョイ病になればいいのである。
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プロフィール

Dr.Psycho

Author:Dr.Psycho
【心理カウンセラー「心のデトックス」】
もう開業して26年目になります
横浜と新潟にオフィスがあり
月のうち10日間ほど新潟に滞在

【武道家】
空手道ですが 示現流もやります

【モータースポーツ】
国内A級ライセンス

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